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消費者金融の現状
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

消費者金融の現状

消費者金融業界は、 キャッシング 貸付残高については、順調な伸びを見せている。この業界で大手と呼ばれるのは、武富士、アコム、プロミス、アイフル、三洋信 販の5社だが、2002年3月期の無担保 キャッシング の貸付残高は、トップの武富士が1兆7666億円で前期比7・4%増、アコムが1兆6168億円で5%増、プロミスが1兆3246億円で7・9%増、アイフルは1兆3136億円で川・6%増、三洋信販は3309億円で15・8%増とそれぞれ堅調な推移を見せた。

しかし、5社合計の無担保 キャッシング ロ座数は、1142万273▼2口で、前期比3・3%増と残高の伸びに比較すると小さくなつている。 一方、1口座当たりの残高は甲3万円と5・2%増の2・6万円も増えた。これは、各社とも新親顧客の開拓が頭打ちになつたため、優良顧客に対する キャッシング 貸付額を増加させたという事情があるからだ。

返済に問題のない顧客なら、50万円の枠を超えて、100万円、150万円、200万円と積極的に貸し付けている。
その結果、2002年も貸付残高を拡大させることに成功したが、基本的に市場は成熟度を増して限界に近づいたと言える。
失業者の増加で倒引当金繰入額は増える一方である。
5社ベースで見た場合、貸倒引当金繰入額の営業費用に占める割合は、34%となつた。  

この負担は経営に影響を与えており、2002年9月期中聞達結決算では、営業収益は増加したものの、アイフルを除いて武富士、アコム、プロミスの大手3社の経常利益はそろつて減少した。

中間決算でこの3社が減益となるのは、武富士が12年ぶり、アコム、プロミスはともに11年ぶりのことである。 消費者金融大手の成長神話にも陰りが見え、業界は今大きな曲がり角にさしかかったといえる。  

もう1つ消費者金融業者にとつての脅威となりつつあるのが外資系の攻勢である。

 

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